12月21日の「チコちゃんに叱られる!」では、トイレットペーパーの疑問についてです。
いつも何の疑問もなしに使っているトイレットペーパーですが、なぜトイレットペーパーにシングルとダブルがあるのでしょうか?
その理由を、日本家庭紙工業会、元会長の黒崎暁さんが解説してくれました。
チコちゃんに叱られる番組情報
放送日時:2018年12月21日 19:33~20:45
放送局:NHK
チコちゃんに叱られる出演者
出演:岡村隆史
ゲスト:高橋ひとみ、陣内孝則、河北麻友子
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トイレットペーパーにダブルとシングルがある理由は?
チコちゃんによると、トイレットペーパー製造会社はダブルだけ製造したいそうです。
しかし、シングルには根強いファンがいて、なかなかシングルをやめることができないそうです。
でも、それはいったいどういうことなのでしょうか。
戦後、アメリカから洋式トイレが入って来るとともに、トイレットペーパーが普及しました。
そのときのトイレットペーパーは、シングルだけだったそうです。
1960年代までのことです。
それがなぜ、ダブルが登場したのでしょうか?
ダブルのトイレットペーパーが開発された理由は?
それは、紙には裏表があり、トイレットペーパーは表面が肌ざわりが良いのです。
ところが、シングルだとどちらに表が来るのか分からないので、使い勝手が悪かったのでした。
そこで、触り心地を解決したのがダブルのトイレットペーパーでした。
ダブルは、ザラザラのトイレットペーパーの裏面同士をくっつけて、両面が肌ざわりを良くすることが出来た画期的な商品だったのです。
さらに、紙と紙との間に空気が入って、フワッと柔らかくなる効果もありました。
実はシングルの方が製造コストが高い?
現在ほとんどのトイレットペーパーは、シングルもダブルも同じ値段で売られているそうです。
シングルが60mだったら、ダブルは30mで同じ値段と言った具合です。
ダブルの方が紙を二重にするので、作るのに手間とコストがかかっていると思われがちですが、実際は反対でした。
その理由の一つ目は、シングルは、乾燥させる時間や紙を巻く時間が長くかかります。
そのため電気代などのコストがかかります。
二つ目は、ダブルよりシングルの方が紙の厚さが厚いので、たくさんの紙を必要としていたのです。
それだとシングルの値段を上げれば良いのではと思いそうですが、シングルとダブルの値段を同じにしているのは、今までの流れでそうしているだけで、特に深い理由はなかったようです。
トイレットペーパーはシングルの方が長持ちする
では、シングルとダブルの使用量の違いを見てみましょう。
ある調査によると、シングル30mの場合は、平均約33回使っていました。
ところが、ダブル60mの場合は、約21回しか使っていなかったのです。
つまり、シングルの方が1.6倍長持ちするのでした。
倹約志向の強い関西地方では、シングルの使用率が高く、大阪で50.2%、京都で57.1%、奈良にいたってはなんと85.7%がシングル派だったのです。
特に学校や商業施設などの、トイレットペーパーを大量に使うところは、コストの面と交換の手間を考えて、コスパの良いシングルの方が歓迎されています。
と言うことで、製造会社はダブルだけ製造したいのですが、根強いシングルファンがいるために、シングルの製造をやめることができないのでした。
関西でシングルのトイレットペーパーが好まれている(かもしれない)理由 #チコちゃんに叱られる pic.twitter.com/nyUjC1JNdL
— ねこ大佐 (@capt_kitten) 2018年12月21日
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