11月20日の「1分間の深イイ話」で、漫才コンビANZEN漫才に密着取材し、ライブや学園祭の様子やブレークするまでの下積み時代のことなどが紹介された。
ANZEN漫才は、みやぞんさん(32)とあらぽんさん(32)の2人の漫才コンビ。
二人は、昨年まで学園祭のオファーはまったくなかったそうだが、今年は引っ張りだこだ。
4月には「銭湯デビュー」でCDデビューし、活躍はますます広がっている。
番組の中で特にみやぞんさんが、相方のあらぽんさんに対する尊敬の念をもっていることが紹介された。
あらぽんさんも、早くからみやぞんさんの特殊な能力に気づいていて尊敬しているようだ。
女房役としてピタリとみやぞんさんに寄り添い、表と陰で支えているあらぽんさんの姿は心を打つ。
今年のテレビ出演が、すでに約370本と昨年の8倍になっている大ブレークした芸人さんがみやぞんさんだ。
みやぞんさんは、竹内涼真さんや高梨臨さんと共に、日経トレンディの「今年のヒット人」にも選ばれたほど。
さらに、驚異的な身体能力と、聞いた曲なら譜面を見ずに再現できる絶対音感の持ち主だ。
結成は2009年
みやぞんさんは、あらぽん(32)さんと漫才コンビ「ANZEN漫才」を2009年から結成していて、コンビ歴は8年になる。
実はあらぽんさんは、みやぞんさんの女房役として相方だけではなく、陰で支えているのだ。
まさに、あらぽんなくしては、みやぞんさんの活躍は考えられないほど。
例えば、一人でライブの打ち合わせをしたり、オリジナルグッズの梱包をするなど、マネージャーとしての役目も果たしている。
スケジュールは休みなし
昨年は、学園祭はまったくなかったのだが、今年は様子が違った。
密着取材した日は、岡山で2件、次の日に新潟で3件の学園祭だった。
岡山から新潟の移動も大変だが、1日3件の学園祭も大変だ。
ANZEN漫才は、今年4月にCDデビューを果たした曲「銭湯でびゅ～
スケジュールを見ると、海外ロケや九州、岡山、東京、新潟と飛び回っていて、学園祭が終わったときは5日ぶりに東京に帰ったほどだった。
しかも、10月は一度も休みがない。
あらぽんに尊敬と信頼を寄せるみやぞん
二人はまったくケンカすることがないらしい。
と言うのも、あらぽんさんがみやぞんさんを見守っているからだ。
芸人さんでここまで仲がいいのは珍しいそうだ。
驚くことにあらぽんさんとみやぞんさんは、1歳から知り合いだったのだ。
みやぞんさんは、自分一人が注目され出したときに、あらぽんさんはどうだったかと聞くと、「全然ぼく余裕でしたよ。あらぽんは絶対面白いのは分かってるし、信じてるから、あの人すごいって」と言うほど、二人の信頼関係は絶対的なようだ。
みやぞんは子供の頃から感覚が違った
あらぽんさんによると、みやぞんさんは、小さい頃から感覚がみんなと全然違ったそうだ。
みやぞんさんは、中学時代にテニスで東京都足立区で2位に、高校で野球部に入るとエースで4番で活躍するほど運動神経が並外れていたらしい。
高校卒業後、二人は漫才を始め、5年間は事務所に所属せずに、ほとんどお客さんのいないところで漫才をしていたそうだ。
下積み時代を経て2009年に浅井企画に所属すると、徐々にテレビ出演が増えて「イッテQ！」などで大ブレークしたのだ。
「何も考えないでいい」の理由は？
忙しいみやぞんさんは、あらぽんさんからいつも言われている言葉があるのだそうだ。
「何も考えないでいい」と、言われているそうで、みやぞんさんの単独ライブでもあらぽんさんが全て準備をして、みやぞんさんはただ現地について喋るだけだった。
あらぽんさんによると、みやぞんと事前に打ち合わせするより、ブッツケ本番でやった方が面白いのだそうだ。
そのため、みやぞんさんには、台本も渡さなければ、内容も一切教えず、ライブの時間と場所だけを伝えている。
「生の反応が一番面白い、考えられてもイヤだな」と、あらぽんさんは、みやぞんさんの面白さを引き出すすべを知っていた。
みやぞんさんも、「普通ならこうしてああしてと言うけど、僕らはない」と言うほど、あらぽんに全てを任せているようだ。
知られざる二人の関係と、みやぞんさんを支えるあらぽんさんの姿に、ずっとコンビでいてほしいと応援したくなった。
銭湯でびゅ～、こちらから試聴できます
「銭湯でびゅ～」は、アルバム「必ず選挙に行く」に収録されているANZEN漫才の曲。
アルバムには「銭湯でびゅ～」のほか3曲とカラオケが収められている。
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