加藤一二三、おかべろで「ま、まあ、そう言うことですね」と天才ぶりを認める

10月28日の「おかべろ」で、元名人の加藤一二三さん(77)が、「図らずも強くなった」と、天才であると自画自賛しながらも努力もした時期があることを打ち明けた。

独特の語り口が笑いを誘って人気の加藤さんだが、バラエティに出演する加藤さんを家族も歓迎しているようだ。

お笑い芸人ではないにもかかわらず、これほど人々を喜ばせ、人気が出る秘密はどこにあるのだろうか。

「おかべろ」で、岡村隆史が将棋にまつわる話を聞いた。

[出演者]
岡村隆史（ナインティナイン）
田村亮（ロンドンブーツ１号２号）
【ゲスト】
加藤一二三
加藤歩（ザブングル）

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加藤さんは、小学校4年生のときに新聞を見て将棋を知ったのだと言い、

「ようするに、将棋と言うものは簡単だけども、良い手を指して行ったら勝てる」、

「あっそうか、この世界に私は呼ばれていると思って悟りました」と、将棋との運命的な出会いを明かした。

さらに自分が強かったことに関して、

「本も読まなかったし、勉強しなくて強くなった」、「図らずも強くなったんです」と、昔を振り返った。

「天才と言うことですね」と岡村が驚いてゆうと、「ま、まあ、そう言うことですね」と自画自賛し笑いを誘った。

「将棋の名人の大山康晴さんは、加藤一二三は大天才であると本の中に書いてある」と、胸を張って語り、さらに笑いを誘った。

どうも加藤さんは、自画自賛するのが好きらしい。

「将棋は、ぶわーと伸びて行って止まることはあるんですか？」と、岡村が聞くと、実は加藤さんも30歳のときに上達が止まったらしい。

だが、「しかるべき努力をして突破した」、「人間には時期がある」と、さすがの貫禄のコメントをして、出演者をうならせた。

現在は将棋を引退してバラエティ番組に出演することが多くなった加藤さんだが、家族はどう思っているのだろう。

家族は、加藤さんがバラエティに出演することに関して、おおむね賛成していると言う。

77歳の加藤さんは、一番忙しいときは5局を掛け持ちしていたと言うから驚きだ。

多忙な加藤さんを田村亮が心配したが、健康年齢は46歳、骨年齢はなんと27歳なのだと言うと、出演者全員が驚いた。

なんでも、フランス・ピレネー地方に「ルルドの泉」と言うのがあって、42歳で泉に浸かったときに細胞が新しく生まれ変わったことが分かったと言う。

なんとなく、神がかり的なことを言うことが多い加藤さんだ。

なんで、将棋の駒をパチンと置くのかと岡村が尋ねると加藤さんは、

「これね、テンションが上がるわけ」

そっと置くと、「もう、テンション下がりますよ」、「もう、やる気ないわけ」と説明した。

また、パチンと駒を置いて「これで私は、ものすごく元気いっぱいを、したふりをするわけ」と実演してみせた。

岡村が「カッコイイ！」と褒めると、「でしょう？」と再び自画自賛。

将棋で一番大事なのは？と聞かれを、「どんな人と戦っても、えーと、戦う前に、えー、負ける気がしないのが大事」と、たどたどしい口調ながら棋士としての心構えを説いた。

加藤さんは、将棋の名人であったにもかかわらず、ざっくばらんな人柄と語り口で人を和ませる力がある。

加藤さんの周りには、いつも笑いが絶えないようだ。

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